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50代で突然逆流性食道炎と診断を受け、治療を開始。その闘病記録です。逆流性食道炎という日本で増えつつある病気について、そして適切な食生活などについても説明しています。
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KAY2はB級グルメページを書いているほどですから、ご想像のように、かなりの食いしん坊です。おまけに洋食のお肉こってり&油こってりの料理が好き。そしてチョコやアイスクリームなど甘い物も大好き!さらに、ビールやワインが大好きで、1週間に5日~6日は飲酒します。それもビールなら大瓶3~4本。ワインなら瓶の半分~1本。いわゆる「大量飲酒者」にカテゴライズされる人間です。

幸い遺伝なのか、それだけ飲んでもあまり深く酔わず、肝臓にも異常が出たことが全くありませんでした。いわゆるガンマGTPも大変に低い値です。きっと親譲りの体なのでしょう。

しかしあるお医者様からは40代の頃、「あなたはすでに1人の人間が1生で飲めるアルコールの分量を超えて摂取していますから、まもなく何かしら不具合が出ますよ」と予言を受けてはいました。

肝臓が平気だったら大丈夫だい!と思っていたのですが、結局お医者さんの言うとおり、他にガタが来るということでしょうか。なんとそれが食道に来てしまったというわけかもしれません。トホホ。

逆流性食道炎、不快なだけではありません。放っておいてひどくなると、前述のように食道の組織が変成し、胃と同様の表面に変わる(バレット食道)ことにより、「がん」を誘発する可能性もあります。

また、直接関係ない病気のように思える「気管支喘息」なども、この逆流性食道炎を持つと治りが悪くなるということも研究でわかっています。実は昨年、この年になって初めて喘息を発症して治療中の身、この点も大きく気になります。

というわけで、どう考えても現在の症状には悪い自らの食生活、これを改めることになりました。

 

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簡単に言えば、本来胃の中だけにあるべき胃酸などが食道まで上がってくることにより、食道の粘膜がただれてしまう病気です。そのために、胃痛のような不快感や胸焼けを感じます。進行すれば、食道がんなどの原因になるとも言われています。

KAY2の場合は学生の頃から数ヶ月に1度、食事後に胃の膨満感が感じられ、痛みを覚えることがありました。その場合とにかく連続して30分以上ゲップが連続で出続けるのです。いや、正確には異の膨満感があまりにひどいので、ゲップをすることで楽になろうとあがくようにしてゲップを出し続けるんです。そうするとやがて、どうにか収まります。が、とにかくツライ。他人の目も気になります。これは逆流性食道炎の典型的な症状の一つなんだそうです。胃カメラは正常でも、すでに病気は若い頃から始まっていたのかもしれませんね。

通常は食道まで上がってこない胃酸が食道に来るのは、食道下部括約筋と呼ばれる部位の働きが弱まることによるそうです。その原因としては、様々なものがあります。食事(とくに脂肪分の多いもの)、喫煙、飲酒、老化、さらには姿勢なども原因になることがあります。またストレスも大きな原因だとしているお医者さんもいらっしゃいます。

非喫煙者であるKAY2の場合は喫煙以外全部当てはまりそうな気がします。ああ、やっぱり不摂生な自分です。

治療法は8週間を限度としてプロトンポンプ阻害剤の投薬が行われます。直接的に命に関わることはそうそうないのですが、再発することが多く、また痛みや苦しさが頻繁に感じられますから、そういう意味ではやっかいな病気です。

また、以前は日本人に少ない病気だったそうですが、近年は増加気味。原因の一つに食事の欧米化も言われますし、現代社会のストレスの増加もあるのかもしれません。

いずれにしても、これからこの病気に苦しむ方は増える一方でしょうから、KAY2がこうして記録を書くことも意味があるかなぁ…と思いつつ、日々の状況を書いていきますね。

また、逆流性食道炎については沢山のネット情報がありますが、検索で上位にヒットするサイトのうちかなりの数のものが実はカモフラージュされた情報商材の宣伝サイトだったりしてがっかりします。KAYSが参考にして役に立ったのは以下のサイトです。サイトの運営者のみなさん、勝手にリンクしちゃいましたが、本当にありがとうございます。

・逆流性食道炎(胃食道逆流症)・慢性疲労症候群(CFS)の治療方法~寝たきり状態から社会復帰へ~
 CFSと同時に重篤な逆食という二つの病気を持った方の記録です。食事に関する様々な情報は特に参考になります。
 http://blog-cfs-gerd.seesaa.net/

・慶應義塾大学病院KOMPAS 逆流性食道炎
 基本的な知識が大変によくまとまったサイトです。
 
 
 
 http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000231.html

・東京慈恵会医科大学外科学講座
 但し、外科のサイトですから当然のことながら手術を第1に勧めていますので、その辺りは皆さんでご判断を…
 http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/upper-dig/esophagus/reflux/


 ご注意とお願いを。これから書くことはすべてKAY2に当てはまったものであり、皆さんの状況には必ずしも当てはまらないかもしれません。逆流性食道炎に対する食べ物の善し悪しも個人差が大きいと言われています。Aさんにとって悪い食材がBさんには問題なかったり。あるいはその逆だったりということです。ですから、あくまで自己責任でご覧頂き、治療はかかりつけのお医者様のアドバイスに従ってください。
 
 
 
 
  

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 2012年のこと。この年は大腸憩室炎にはじまり、いろいろと病気を起こした年。KAY2にとって一種の厄年だったのかもしれません。

そのころ、大腸とは別に、胃が痛むことがよくありました。熱が出ることもあり、仕事にも支障が出るほど。いつもお世話になっている胃腸科のクリニックで胃カメラとCT検査をすることに…。

その結果、CTでは異常はなかったのですが、胃カメラで初期の「逆流性食道炎」という病気が見つかりました。
 

(青い色は色素剤によるものです)
 
その数年前の胃カメラでは全く異常がなかったのですが、ここ数年で発症してしまったようです。食生活なども変わりなかったので、おそらく加齢ということもあったのでしょう。病気の進行度を示す「ロサンゼルス分類」というものに日本独自のグレードを加えた指標がありますが、そのグレードでは6段階の2段階目、「M(Minimal)」というものでした。(ちなみにN→M→A→B→C→Dと深刻度が増していきます)

そこで、簡単な指導をうけて、8週間ほど処方された薬(「ガナトン錠」だったと思います)を飲みました。その結果、特に自覚症状もなくなったので完治したと思っていたのですが…。

2013年の秋頃から次第に胸焼けや胃の上部あたりになんとなく重苦しさを覚えるようになりました。特にお酒を飲んだ翌日にはベッドで目覚めると同時に胃に不快感を感じるまでに。二日酔いではないです。それが証拠に、症状が1日だけではないのです。軽い吐き気の一歩手前のような状況で何日間も過ごしたこともあります。これはさすがに自分でおかしいと思いました。

そこで、再び胃カメラの予約。2014年、正月明けに診てもらったら…。


(上の写真同様、青い色は色素剤です)

逆流性食道炎は相当に悪化していました。写真をドクターに見せられましたが、1年前とは相当に違っていることが自分でもよくわかりました。食道内部の表面、あちらこちら盛り上がっているように見えます。グレードは6段階の5番目、「C」というものです。

そこで、再び投薬。今回は「ネキシウム20」です。そして食生活の改善を本格的に行いながら、逆流性食道炎とつきあっていくことになりました。そこで、その記録をこのブログではしたためていきます。できれば一日も早く直ることを願いつつ…。

よろしければどうぞおつきあいください。
 
 




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プロフィール
HN:
KAY2
性別:
男性
自己紹介:
東京は仙川に住む50代の食いしん坊。故郷の島根県江津市と行ったり来たり。
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