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50代で突然逆流性食道炎と診断を受け、治療を開始。その闘病記録です。逆流性食道炎という日本で増えつつある病気について、そして適切な食生活などについても説明しています。
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ご注意:
この日記で「胃」と記している場合、その多くが「食道」を意味しています。感覚的に「食道が痛む」ではなく「胃が痛む」という実感なので。


2014年4月某日

油断してしまったぁ!調子が良くなってきたのでお酒解禁!それが良くなかったんです。

最初はおそるおそるビールを半本。でも、美味しくないなぁ…。体が求めていないことが自分でわかります。ところがここからがアルコールの魔力。だんだん酔ってくると…。そう、やっぱり飲んじゃうんです。美味しくなくても。ワインに進み半分あけて、もうそこでよせばいいのに、さらにビールを1本。これは飲み過ぎです。

良い気分で眠りに就いたのですが…。夜中の3時に吐き気で目が覚め、そして胃の不快感。結局は吐かなかったものの、胃の不快感が続き、やっぱりまだ無理だと悟ってしまいました。あぁあ!

「ちょっとだけ制限をゆるめて」というのは酒飲みには難しいですねぇ…。

ところで体重、ついに62.4kgにまで落ちました!

家計もこのところ大助かりです。以前は外食すると二人で6千円くらいかかっていたのが、今は1500円~2000円。「助かるぅ…」とはKAY1の弁。


2014年4月某日

久し振りに気持ちの悪い状態が一日続きます。吐きそうになる一歩手前という感じがずっと続くんです。いやぁな心持ちで一日中過ごします。これがこれからもずっと続くといやだなぁと思います。酒は見たくもないというのが正直なところ。飲んで2日経っているので二日酔いは終わっています。それで吐き気が続くということはやっぱり胃の変調。だんだん不安にもなってきます。逆流性食道炎、ひどくなっているんじゃないかな…。


2014年4月某日

この日は病気がひどくなる以前から予定していた仕事の先輩との会食です。御年90歳になろうかという大先輩。それにその友人である、これまた御年八十うん才のご婦人がお二人。そして、60代のご夫婦。

最初に病気のことを皆さんにお断りをしておきます。で、食べられそうな物は…とメニューを眺め、シーフードピラフを…。飲み物はエビアンの大瓶を頂きます。オソルオソルという感じのオーダーです。

さて、80代の皆さん、すべてがローストビーフにワイン。皆さんおいしそうに完食!いやはや、そのパワーを下さい!

しかし、時折匂ってくるワインの香りはダメ!思わず何かが胃から逆流してきそうな感じがします。

よくアルコール依存症の治療で、アルコールを飲むと気持ちが悪くなるという薬があるそうですが、まるでそのお薬を飲んだようなな感じです。

あれほど大好きなアルコールなのに、今は自分がそれを口にすることは考えられないという信じられない状況です。人間、状況次第でこんなにも変われるんですね。いやぁ、ビックリです。

ご一緒した60代の先輩は「KAY2さん、僕も昔2度ばかり逆流性食道炎をしたんですよ。でも、いずれも漢方で完治しました。よろしければご紹介しますよ。」

漢方専門の北里の先生に治してもらったそうです。ただ、健康保険がきかないので、かなり高額になるそうで、お話を聞いて良いと思いながらも、尻込みをしてしまいます。

さて、その日の夕方、病院にかけこみます。本来ならば2週間後に定期的な診察予約がはいっていたのですが、ちょっとマズイと思い、予約なしで駆けつけたんです。ドクターに事情を話します。すると、いつもはあっさりとしたドクター、真剣な表情で触診に入ります。先生、今日はスイッチ入った感じです。「じゃ、薬を2種類出しましょう。ガナトンという薬と漢方。この両方を毎食前に飲んでください。2週間後の本来の予約診療日にまた様子を聞かせてください。

実は1年前に一度逆食で良くなったときの薬がこのガナトンだったんです。今回、効果はどうでしょう?ちなみにこの薬は神経伝達物質のアセチルコリンが活発に働くように作用することで、食べ物を胃から腸へ送り出すのを助け、吐き気や嘔吐、食欲不振や膨満感、胸やけなどの症状を改善するのだそうです。(おくすり110番の説明より)

漢方の処方にはビックリします。先生、漢方も出すんだ!今日、まさに漢方の話を聞いたばかりだったので、驚きました。こちらはツムラの茯苓飲(ぶくりょういん)エキス顆粒でした。吐きけ、胸やけ、胃部の膨満感など、上部消化管の機能低下に伴う諸症状に良い薬とされています。(QLifeお薬検索の説明文より)

飲むと、さすがに薬の効果を感じます。とにかく、お腹が積極的に蠕動しているのがよくわかります。消化して胃から、そして腸からどんどん食べ物を処理していこうという体の動きが体感されます。お腹のよく鳴ること鳴ること…。この組み合わせで状況が改善すると良いのですが。

ところで投薬が始まってすでに3ヶ月。改善しないどころか悪化しているところをみると、いわゆる「難治性」の逆流性食道炎という段階に達したのでしょう。こうなると完治は不可能ということで、一生付き合っていくということが求められる段階です。

2014年4月某日

新しい薬とのミックス。効き目は良いようで。飲み始めて数日、今朝もおなかの具合は比較的楽でした。その後、めずらしくお腹が空き、やわらかいお肉を食べたいと感じます。結局、昼は冷凍のチキンライス。問題なし。そして夜はやわらかい牛肉にチャレンジ。これもゆっくりと食べます。和風の柚子ソースなので、それほど悪くないかなと思いつつゆっくりと。

結果、ゲップも出ないし、問題なし!良かった!!

このまま酒を飲まないで数ヶ月たてば好転するでしょうか?そう願いたいところです。

2014年4月某日


夜、このくらいならば…とドライカレーを半分食べたのですが、ずいぶん油っぽく(油の中にドライカレーが浮かんでいたので、注文した後で後悔…)、結果、胃の重さを感じる状態になりました。

2014年4月某日


新しいお薬の組み合わせのおかげで全般に全般に食欲も出てきて良い方向だと思うのだけれど、一進一退という面もあります。昨日、チョコをほんの少し食べたら、やはり、やや胃の重さを感じます。やっぱりチョコは良くないようですね…。少し楽になるとやっぱり油断してしまうのがKAY2の悪いところ。

先ほど夕食に白身魚の味噌辛焼きというのがあり、大丈夫と思ってゆっくり食べたのですが、唐辛子が入っており、ずいぶんからいなぁ…と感じていたら、案の定、1時間ほどしてゲップが出始め、膨満感を感じます。大阪の時のような痛みには発展しなかったので、良かったのですが、やはり、辛いものは要注意というところでしょう。

今後の予定としては母親が上京してくる5月末までは今の食生活を続け、基本的に酒もとらないことにしましょう。正直言って、酒を飲みたいという気持ちがわかないのです。思い浮かべると、「いいや…」という気分になります。やはり体の声は正直です。

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東京は仙川に住む50代の食いしん坊。故郷の島根県江津市と行ったり来たり。
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